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 楽譜作成ソフト比較 ~数字譜が書けるソフトについて~ 2011年10月31日現在

 てるてるみっちゃんは平素、ミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)を使用していますが、今回、カワイ楽器のスコアメーカープロFx6体験版を使用したので、このソフトと比較してみたいと思います。

☆★☆ スコアメーカープロFx6とミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)との比較

☆★☆ 読み取りの精度

 スコアメーカープロFx6のほうが良いです。MIDIからの読み込みでは調性も読み取ってくれたりします。正確性もこちらのほうが上です。
 ただ、スキャンソフトへの入力はスキャナーからの入力のみで、MusicScorePro3のように「画像ファイルから」という設定はありません。
 メールに添付して、画像ファイルで楽譜をもらった際にはいったんプリンターで印刷しないと読み込めません。
 スコアーメーカープロFx6のほうがミュージックスコアプロ3(MusicScorepro3)よりも印刷に要する紙の分だけ少し無駄が出ます。

☆★☆ 入力のしやすさ

 MIDIやスキャナーで読み取るのでないなら、入力することになりますが、入力の方法は、両方とも似たようなものですが、画面はスコアーメーカープロFx6のほうが見やすいです。 また、鍵盤が表示でき、これで入力することができるところが良いです。
 PCのキーボードで入力するのなら、一番簡単なのはプリントミュージックです。(数字譜は書けません)

☆★☆ 保存について

MIDIでの保存などは当然どちらのソフトでも可能なのですが、プリントミュージック(PrintMusic)やミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)でも可能な「イメージ」保存という保存方法が使用できません。
 このイメージで保存という保存方法はミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)が一番簡単にできます。
 代わりに、スコアーメーカープロFx6では、「選択範囲をクリップボードへコピー」という方法ですることになります。
 楽譜のページ数が多ければ、大変面倒です。
 (プリントミュージックで画像への保存が1ページごと、というだけで面倒と思っているのに、それよりさらに面倒です)
 ソフトを持っていない人やmacユーザーで、ミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)もスコアメーカープロFx6も使用できない人にメールで楽譜を送ろうと思えば、画像ファイルが一番化けなくて良い。
 カワイからはフリーソフトでビューワーが出ているのですが、 数字譜は「オタマジャクシ」に変換されたうえ、五線が消失して、表示されました。楽譜としては使えません。

 下のほうに書いていますが、値段も高く、グループ全員でスコアメーカープロFx6を購入するというのも、なかなか大変です。画像で簡単に保存できたら、良かったのですが。

☆★☆ ソフトによる演奏の音色

 さすがに最上位のソフトです。音色も豊富で、音もきれいです。音が割れた感じが少ないです。

☆★☆ 数字譜への変換の簡単さ

 どちらもあまり変わらず、簡単です。五線譜からクリック一つで変換可能です。スコアメーカープロFx6では、デフォルトで、数字譜が二胡用と大正琴用が区別されており、さすがに最上位ソフトです。

☆★☆ 数字譜に変換した際の正確性

 ミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)には休符の際に休符=「0」の音価が連桁の都合で変わってしまう、という欠点があります。
シルバースターHP「休符について」を参照してください。
 この欠点はスコアメーカープロFx6のほうにはありませんでした。

 また、D調などで「#F=3」に臨時記号でナチュラルが付く際に、ミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)では「ナチュラル3」と表記され、謎なことになります。
⇒てるてるみっちゃんのHP数字譜のPCによる変換のページ3も参照してください。

 この欠点もスコアメーカープロFx6では改善されています。ポイント高い。楽譜がある程度読める人なら、修正できるから、どちらのソフトでも良いが、 「楽譜、特に五線譜が読めないので、数字譜にしたい」という人にはスコアメーカープロFx6がお薦めです。

☆★☆ 価格

 最上位ソフトにしか、数字譜への変換機能が搭載されていないので、スコアメーカープロFx6には価格では全く競争力はありません。
 スコアメーカープロFx6は定価 63,000円に対し、ミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)が定価 13,440円(アマゾンでは、9,072円になっていました)
 てるてるみっちゃんのように、入力の都合で2つのソフトを使用しているのでないなら、価格差が大きすぎます。(それでも、スコアーメーカープロFx6の価格は倍です)

☆★☆ てるてるみっちゃんの感想

 「楽譜、特に五線譜がまったく読めない」なら、高価でも修正の必要の少ないスコアメーカープロFx6のほうをお勧めします。

 ただし、スコアメーカープロFx6では数字譜の形ではメールに添付して、他人に見てもらうのは難しいです。
 画像に保存するのも手間がかかります。楽譜を数字譜の形で送る相手がおらず、もしくは、送る際にはメールではなく、Faxで送付するとか、音楽環境も一人で演奏するのなら、スコアメーカーがよいのかも、と思います。

 逆に、他に演奏メンバーがいて、楽譜をメールで頻繁にやり取りしたりする、五線譜も数字譜でも楽譜をある程度読める、という人なら、安いミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)のほうがお薦めです。
 楽譜を画像で保存しやすいので、PDFファイルにしやすく、メールに添付しやすいです。
 価格もミュージックスコアプロ3(MusicScorePro3)のほうが安いので、グループ全体で同じソフトを使用するというのも現実的です。


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