目次~Index

五線譜から数字譜にするために  ~ 二胡用楽譜-数字譜の作り方 ~

  数字譜作成基礎 数字譜を作る際の基礎です。

  五線譜から数字譜へ (1) G調、D調 #系の調の解説です。

  五線譜から数字譜へ (2) F調、B♭調 ♭系の調の解説です。

  PC使用の自動変換(1) パソコンで数字譜を作ります。

  PC使用の自動変換(2) パソコンで数字譜を作る際の注意点です。

  PC使用の自動変換(3) MIDIから読み込む際の注意点です。

  数字譜についての私見 このページです。


★☆★ 数字譜 メロディー譜はこちらです。 ★☆★

★☆★ 楽譜作成ソフト 数字譜対応ソフトの比較はこちらです ★☆★
     カワイのスコアメーカーProFx6体験版と従来から使用しているMusicScorePro3を比較

数字譜  ~ 数字譜についての私見 ~

 このページでは数字譜だけを礼賛するものでもありませんし、五線譜最高!というつもりもありません。

 五線譜でないと、ピアノとかギターをしている人に理解されず、恥ずかしいという意見もありますが、それは、「日本語」だとアメリカ人やイギリス人に理解されなくて、恥ずかしいと思うのと同じだと思います。 「日本語」が恥ずかしいというはずがありません。日本人同士なら、「日本語」で話すのが便利です。アメリカ人が1人混じって、その人がわからないというから、みんなで「英語」で話そう、というなら、わかりますし、 「英語」がわからない人が出れば、「通訳」がいれば、十分だと思います。

 これと同じように、日頃は数字譜を使用して演奏するグループでは「数字譜」で話をすれば、よいと思います。五線譜が便利という人は、もちろん二胡を弾く際にも五線譜を使用したら良いと思いますが、 五線譜でないと西洋楽器をやっている人に理解されないから、「お前も五線譜使えやぁ!!!」と強要するのはやめましょう。

 ギターたち(ギターとかベースとかウクレレとか)にも「タブ譜」という譜面があります。ギターなどを弾ける人でないと、多分読めないでしょう。
 しかし、あれを「恥ずかしい」と思っている人はほとんどないのではないかと思います。

 数字譜だけを、自分が読めないからといって、あんな譜面ありえない、とかいうのは、それはそれで、ありえない感じです。


★★★ 数字譜の良いところと五線譜の良いところ ★★★

★ 階名として、数字譜を使用する中国音楽用の数字譜の良いところ ★

1.メロディー譜であるので、メロディーが読み解きやすい。

 中国音楽はやはり民族楽器であるため、「歌う」という要素が強く、音名として正しく、というより相対音感さえしっかりしていれば、 良しとするところが大きいです。もちろん合奏となるとそうはいかないでしょうが、基本は「相対音感」です。

 ご存知のように、歌は絶対音感がなくても、相対音感さえあれば、上手には歌えます。

 ピアノやバイオリンのような西洋音楽の絶対音感が大事、というよりは歌が歌える程度の相対音感さえあれば、 始められるという点で、二胡や笛子のような中国楽器は大人で初めて楽器を始めるという方々におすすめできます。

 残念なことに、子供のころに楽器を始めると、1/3の子供は絶対音感を身につけますが、大人では、無理なようです。

 てるてるみっちゃんも相対音感しかないので、数字譜をみると、とりあえず、「ドレミ」で歌ってみますが、全部「ハ長調(もしくはイ短調)」になってしまいます。

 なお、中国音楽では、数字譜で「123」と書いてあると、「ドレミ」と読みますが、ハーモニカなどでは「イチニサン」と読むと、ネットの質問ページで記載されているページがありました。ハーモニカや大正琴は習ったことがないので、確かなことは、わかりません。

2.メロディー譜なので、移調が簡単で、アンサンブルで他の楽器に合わせる際にも対応しやすい。

 メロディー譜で、1=○という部分を書き換えるだけで移調が完了し、楽譜全体を書き換える必要がない。


 大正琴用の数字譜については階名でなく、音名として数字譜を使用しているようですが、大正琴の場合、おそらく押さえるキーの部分にこの数字がプリントされていると推定します。 となると、数字の部分を押さえれば、確実に間違えずに曲を演奏することができるシステムですので、これは「大正琴にとっては大変便利」なシステムだと思います。
 これは大正琴にだけ使用できる「言語」のようなものですね。大正琴をしている方々同士の「会話」には大変便利だと思います。

 ただし、大正琴用の楽譜は同じ数字譜でも二胡や笛子を演奏するにはとても不便です。二胡用や笛子用に書き換えるようにしましょう。(この作業は調性が見えず、思いのほか大変です)

★ 五線譜の良いところ ★

 きちんと音名と実音が一致している人でないと、歌いにくいが、逆に、実音が一致している人なら、確実に正しい音程で歌える。

 音の高さの「視認性」が良い。

 音の長さについても、「視認性」が良い。つまり、なんとなく見ても、 「ここで、音が高くなり、ここで、音が込み合っていて、黒々した楽譜だから、速弾きが必要で、難しそう。。。」などが推測できる。

 ピアノについては、この音の高さなら、この鍵盤を押す、というのが完全に一致することが多いので(移調せずに弾くなら)、子供が楽譜を読むには絶対に楽。
 逆に、数字譜はメロディー譜なので、移調の必要があることが多く、この「3」と書いてあれば、「E」を押せば、良いとは限らず、子供向けではない。

 てるてるみっちゃんは子供なので、自分用の楽譜は二胡でも視認性の良い五線譜を使用していますが、もちろん数字譜も読みます。ページの上方にも記載したように五線譜使用を他人に強要するものではありません。



てるてるみっちゃんの音楽日記バナー

     200×40pxのバナーです。リンクの際にご利用ください。

     上部にあるバナーは88×31です。サイズに合わせて、ご利用ください。

てるてるみっちゃんの音楽日記topバナーてるてるみっちゃんのホームページTopへ戻る

てるてるみっちゃんの音楽日記-数字譜についての私見上部へのバナー てるてるみっちゃんの音楽日記-数字譜についての私見の上部


カウンター