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五線譜から数字譜にするために  ~ 二胡用楽譜-数字譜の作り方 ~

  数字譜作成基礎 数字譜を作る際の基礎です。

  五線譜から数字譜へ (1) G調、D調 #系の調の解説です。

  五線譜から数字譜へ (2) F調、B♭調 このページ、♭系の調の解説です。

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  数字譜についての私見


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五線譜から数字譜へ 基礎(2) F調、♭B調

五線譜、数字譜の読める方には当たり前のことなので、これも読み飛ばしてください。

このページに書いてあるのは、数字を階名として使用する中国楽器用の数字譜(主に二胡、笛子用数字譜)です。大正琴の場合や固定ドで練習されている会派の方用ではありません。

まず、初めに「ハ長調、イ短調、C調」について

★ ハ長調、イ短調楽譜の数字譜対照表「C調」

C調五線譜数字譜対比

基礎のページで述べたように、音名とは絶対的な音の高さを示す音の呼び名です。
階名とは相対的な音の高さを示す呼び名で、楽譜には「ドレミ~」と記しています。
音名としては、一般的なアメリカ式のC、D、E、のアルファベットでの表記と日本式のハ、ニ、ホ、ヘ、トなどのカタカナで表記を記しています。

  (何度も書きますが、ややこしい話で楽譜の上によく記載してあるCとかDというのはコード名といい、上記の音名とは異なり、和音を示すものです。)

  五線譜上では#も♭も使用しない調ですので、学校の音楽の授業では一番最初にお目にかかる調です。

  二胡では、ブルーで記している音は低音すぎて、音域外となり、演奏できません。

  五線譜上では長調と短調の区別があり、長調はドから始まって、ドまで、短調はラから始まって、ラまでです。

  上記の楽譜では長調では「ドの日本式音名がハ」、短調では「ラの日本式音名がイ」なので、日本ではそれぞれ「ハ長調」「イ短調」と呼ばれます。

  しかしながら、長調でも短調でも「ド」は同じ高さの音、つまり、日本式音名で「ハ」アメリカ式音名で「C」です。

  中国楽器用の数字譜では、ド=1ですから、この調のことを「1=C」と記載し、
C調と呼びます。

次に「へ長調、ニ短調、F調」について

★ ヘ長調、ニ短調楽譜の数字譜対照表「F調」

F調五線譜数字譜対比

  記載様式は上のC調と同じです。五線譜に「♭」が1つ付きました。Bに♭が1つ付きました。日本式では♭のことを変と表記します。

   ここでも、「シに♭」と言わないでください。音名と階名がごちゃごちゃになって、わからなくなります。

  音名と階名についての説明は、数字譜作成基礎へ。

  くれぐれも当たり前の話ですが、「C調のシに♭」はOKですよ。

  長調での主音ドは日本式音名で「へ」、短調での主音のラは「ニ」ですので、それぞれ「ヘ長調」「ニ短調」と日本では呼ばれます。

  ドは長調、短調ともドはFとなりますので、1=F、F調というのですよね。

  で、ドを五線譜で探すときですが、♭のつく調では、一番右の♭の段が「ファ」になります。

  このページに表示している楽譜では、水色の線で示しています。

  慣れれば、すぐに読めますが、慣れないうちは、「ファ」を探して、3つ数えて、低音へ行くと「ド」です。順番に数えて下さい。

「変ロ長調、ト短調、♭B調」について

★ 変ロ長調、ト短調楽譜の数字譜対照表「♭B調」

♭B調五線譜数字譜対比

  記載様式は上2つと同じです。五線譜に「♭」が2つ付きました。BとEに♭が1つずつ付いています。

  上の2つを読んでいただいた方には簡単ですね。長調の主音のドは日本式音名で「変ロ」、短調の主音のラは日本名で「ト」なので、それぞれ「変ロ長調」「ト短調」と呼ばれます。

  ドは長調、短調ともドは♭Bとなりますので、1=♭B、♭B調と呼ばれます。

  二胡では最低音がDのため、初心者がまず取り組むのはD調となります。D調から考えると、#を2つとり=♭を2つ付け(この2つは同義語)、さらに♭を2つ付け、と都合D調から考えると「♭を4つ付けることになります」ので、D調からは結構遠い調になりますので、苦手とする人も多いと思います。

  ファの探し方はF調と同じです。一番右の♭の高さが「ファ」です。水色の線を楽譜に引いています。


 ♭をもう1つ増やして、3つ付けると、♭E調、まだ、もう1つ増やして、4つ付けると、♭A調になりますが、楽譜の読み方は同様です。

 慣れないうちは、まず、一番右側の♭をたどり、その音がファ、「ド」まで地道に数えて下さい。

 ♭系の音階は、一般に♭の数が増えるほど、暗くなるといわれています。

 逆に、#系の音階は、#がふえるほど、キラキラ、ギラギラ感が強くなるといわれています。

  いくら音域が近くても、D調(#2つ)を♭E調(♭3つ)では音階から受ける感じがかなり異なります。楽譜を起こす際には一応少し気に留めてみてください。


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