楽器たち(二胡 erhu)

 二胡全体図

 私が現在、主に使用している二胡です。
 二胡弦の交換については、楽器たち(二胡) 二胡弦の交換のページをご覧ください。
 二胡用の弱音器については、楽器たち(二胡用の弱音器)のページをご覧ください。
 二胡弦については、二胡弦についてのページをご覧ください。

 左の写真で、弓も一緒に写っていますが、弓は内弦と外弦の間に挟んだ状態で演奏します。演奏時には写真の部分ではなく、 胴に接した状態で左右に動かして弾きます。内弦と外弦の間に挟まっているので、その2つの弦を同時に弾くことはできず、したがって、 和音の演奏はできません。

 下記の写真の右側に拡大図を示しています。
 共鳴胴はかなり小さく、そこにニシキヘビの皮がはられています。
 底部にバイオリンでいうテールピース(弦を留める部分)があります。
 二胡の弦は2本で、通常は、内弦を「D」、外弦を「A」に調弦します。


 バイオリンは、低音から「G線、D線、A線、E線」の4本ですので、バイオリンの内側の2本と同じ調弦となります。 つまり、D調の第一ポジションで演奏できる音域は、バイオリンのちょうど半分です。バイオリンでは第一ポジションだけで、 「Gから、2オクターブ上のB、もしくはCまで」を演奏できるのに対し、「Dから1オクターブ上のE」までとなります。
 (D調以外の例えば、F調やC調では、第1ポジションが開放弦のある部分から始まらない場合があり、上記とは異なるので、 習っている先生にきちんと聞いてくださいね。)

 また、二胡で、第2ポジションといわれるのは、D調では、内弦で「G」、 外弦で「D」から始まるポジション(つまり、第1ポジションで、3の指(薬指)が押さえていた場所へ、 1の指(人差し指)のポジションを変えるポジションとなります。よって、音は4度 (全音2つと半音1つ分)あがります。)であり、 バイオリンでの第2ポジションとはかなり異なります。 (バイオリンでの第2ポジションは、第1ポジションで、2の指(中指)で押さえていた位置を1の指(人差し指)で押さえる ポジションですので、2度(全音での1音)上がります。)

二胡の写真

二胡の音域 演奏できる音域

 比較的多くのホームページで3オクターブと紹介されていますが、ハーモニクスで演奏するのでない限り、2オクターブと数音です。
二胡の音域の画像
 てるてるみっちゃんの実力では、この音域くらいがやっとです。

 二胡の糸巻き

 二胡の糸巻きをバイオリンの糸巻きと比較してみました。
二胡の糸巻き写真

 上側にある糸巻きが内弦用で、太いほうの弦の内弦に使用します。向こう側へ回すと、音が高くなるように巻きます。
 下側が外弦用の糸巻きです。内弦の糸巻きと逆の方向へ、回すと調弦ができます。

 二胡の駒

 蛇皮の中央に置き、弦を支えます。
弦で作り出した音(原音)を共鳴胴に伝える働きをします。(写真の矢印で示している部品)
バイオリンの駒もそうですが、単においてあるだけなので、ずれてしまうことがあります。
バイオリンの駒と異なり、底部のほうが広がっているので、こけて倒れてしまうことは、まずありません。

二胡の駒の写真


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