二胡、琵琶を楽しもう!まだまだ練習、日々試行錯誤
てるてるみっちゃんの音楽日記
楽器たち(二胡 erhu) 二胡弦の交換
二胡の詳細については、楽器たち(二胡)のページをご覧ください。
二胡弦については、二胡弦についてのページをご覧ください。
二胡弦の交換のタイミング (二胡弦の交換時期)
二胡はフレットがない楽器なので、調弦がきちんとできなくなってしまい、音がずれていく感じ(=正しい位置で、正しい音程にならない感じ)
はギターなどのフレットがある楽器に比べて、わかりにくいです。
ギターなどでは各フレットで、音程をきちんとチェックすれば、音程がずれているのは、すぐにわかりますが、二胡では相当自信がない限り、
音程のチェックは難しいです。各二胡で千金の位置も異なりますし。
初心者のかたほど、
いつまでも二胡弦を使い続けそうですが、指の位置が少しずつずれていくと思うので、正しい位置に指をおく習慣をつけるためにも 寿命がくるまでの早め早めに弦を交換することをおすすめします。
毎回、正しいポジションをとることができれば、ポジションが変わる際に音がずれにくくなりますので、
早く上手くなります。バイオリンの絃に比べれば、二胡の弦は2本ワンセットで高級品でも2,500円程度です。早く上手くなるなら、半年で2,500~3,000円の投資は
惜しくはないという事はないでしょうか?
それと、練習していても、練習しなくても、弦は傷みます。寿命が、「2~3か月の弦が練習していないから半年持つ」というものではありません。
せいぜいよく練習する方なら、2~3か月というのが、最大限の3か月に伸びる程度です。
けちけちと使用するくらいなら、値段もリーズナブルな弦を買って、早めに交換するか、高級弦を買って、半年持たせましょう。
初心者の方なら、どの弦が良いか、弦による差を実際に体感するためにも、リーズナブルな弦を買って、いろいろと試すこともお勧めです。
FangFang二胡弦(赤)から凱凱科技二胡弦(赤)なんかへ替えると弦だけでもかなり音が変化することが実感できます。
逆に、音感も二胡にかなり慣れてきた経験者の方なら、指の位置を少し変更して、音程を調節することができるので、
音質の点で我慢の限界に来ない限り、弦は替えなくても大丈夫かもしれません。
二胡の弦を交換する前に、まず弓を外しましょう。二胡弦を替える前に下準備
二胡では、弓は内弦と外弦の間に挟まった状態となっています。弦を交換する前に、まず、弓を外しましょう。弓を外さなくても、弦を外せば、必ず、弓は外れますが、外した弦で弓を傷つける前に外しておいたほうが無難です。
写真は二胡の弓の手元を撮影したものです。
写真の上が通常の使用中の状態で、下側の写真が外している状態です。
右側のねじを回すと、外れます。北京式の場合には、少しねじを緩めると、外すことができます。
二胡弦 弦を替えるために、弦のほうの準備をしましょう
写真は二胡弦をパッケージから取り出した状態です。2本のうち、少し細いほうが外弦です。
写真のように、ぐるぐる巻いてあるので、一旦まっすぐにのばして、使用します。金属弦ですので、絡まったりして、途中が折れると、その部分から切れてしまいます。
クラッシックギターの弦では両端の余分はどうせ切断するので、上下はわかりません。(フォークギターの弦とは異なります)
写真上は二胡の弦の端を撮影したものです。
丸いほうがテールピース側、まっすぐなほうが糸巻き側です。
バイオリンの絃は、G、D、A線は写真のようなボールエンド、E線はボールエンドとループエンドの両方がありますが、二胡の弦はループエンドのみです。
二胡弦の交換 1本ずつ替えましょう
バイオリンのように、弦は1本ずつ、日もずらして交換しましょう、などとまでは言いませんが、
一度に交換するのはかなり慣れてからにしましょう。
写真では、内弦から交換しています。外弦は元の通り、張ったままで、交換作業を行います。
写真の下側で、内弦が糸巻きから、びよ~んと飛び出しているのは、写真をわかりやすく撮影する都合上だけの問題です。
この後、糸巻きの中に収まるようにひっこめます。弦をひっこめたら、糸巻きを矢印の方向へ回します。
外弦の軸は内弦と逆の方向に回します。写真の矢印の方向です。
二胡弦の交換 ちょっとしたコツ
あまり大したことではありませんが、二胡弦を交換する際に、意外に困るのが金属弦ゆえの硬さ、反発力です。
すぐにテールピースから外れるので、落ち着いて、糸巻き側を巻き上げるのが意外に難しいのです。結構、「イラッ」とします。しかも、糸巻き側も、それほど余裕があるわけでは
ありませんので、大きく通して、余分を切断するというフォークギター(スチール弦ギター)のような技も使えません。
ならば、一旦留めてしまえ、ということで、マスキングテープの登場です。便利です。セロテープを使用する方もおられますが、ノリが多いので、
楽器のためにはノリの少ないマスキングテープをお勧めします。
このように仮留めしておいて、糸巻きを回すと、比較的簡単にきれいに巻き上げられます。
糸巻きをある程度回して、弦の引っ張られると、もうテールピースから外れたりしませんので、テープを外しましょう。
二胡弦の交換 これで、終了 弓を戻しましょう
写真上は、弦の交換が終わった状態の糸巻きです。できれば、斜めになったりせず、このようにまっすぐに弦を巻くことをお勧めします。
まっすぐでなくても、すぐには困りませんが、演奏中に緩みやすく、音程が急に下がったりする原因になります。
うまくいかなかった場合には、しばらくそのままにしておき、弦にくせがついた状況になって、後日改めて、少し緩めて、巻きなおせば、OKです。
くせがついた状況なら、かなり巻きやすくなります。あわてて、巻きなおさなくて良いですよ (^_^)
というより、あわてて巻きなおすと、ほぼ全部糸巻きから外れてしまい、少し緩めて、ということがしにくいので、ろくなことがありません。
ここまでで、弦の交換は終了です。弓をまた戻して、きちんとした調弦をしましょう。
この調弦の際ですが、調弦はかならず基準音より低い音から高い音へ調弦します。(他の弦楽器と同じです)もし、基準音より、
高い音にすでになってしまっている際は、一旦、必ず、音を低音に下げてから、
調弦を行います。高音から音を下げて、調弦を行うと弦にたるみがでやすく、演奏中に音が下がりすぎることが多くなります。
また、高すぎる状態で調弦しようとすると弦を誤って切ってしまう原因も作ってしまいます。調弦中に、基準音よりも音が上がり過ぎた際も、
同様に一旦思い切って音を下げてから、もう一度調弦します。
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